あまり大きくない企業だと、法務DDなんてまず引っかからないでしょ、と思われる方が多いです。
でもですね、意外と気を付けないといけない項目が実はあります。
それは・・・収入印紙です。
契約書や領収証に貼る収入印紙です。
領収証は知っている方が多いですが、契約書は案外知らない方がいらっしゃいます。
実は契約書にも貼らなければいけません。
契約の種類や額によって違ってくるのですが、数百円から数千円、高額商品ともなると万を超えます。
そうはいっても普通は金額が小さいから、そんなに気にしなくてもと思うかもしれませんが、契約書や領収証は数が多いのが一般的です。
塵も積もれば山となる、ということわざの通り、放置しておくと恐ろしい結果になることがあります。
何故そんな話をするかというと、税務調査で指摘事項にされやすいからです。
順調に事業が成長していくと、3~5年で税務調査が入るのが一般的です。
その時に指摘されるわけです。
そうすると、倍額支払わなければならなかったりすることもあります。
意外と結構な金額になることが多いです。
他の申告漏れはなかったけど収入印紙で結構持っていかれた、などという話も耳にします。
気が付くのが遅くなればなるほど溜まってしまってやる気がなくなってしまう恐ろしい項目なので、最初からキチンと貼っておいてもらいたい一品です。
貼るのも結構地味に痛いですが、仕方がないところです。
保証料くらいの気持ちでいていただければと思います。